戸籍の取り寄せ方 ── 郵送と広域交付、はじめの一歩
家系図づくりで、いちばん時間がかかるのが戸籍集めです。ここでつまずいて止まってしまう方が少なくありません。この回では、戸籍の取り寄せ方を、はじめての方にも分かるように順を追ってご説明いたします。
集めるのは、三つの戸籍です
- 戸籍謄本(全部事項証明書)— いま在籍している戸籍。ここから始めます
- 除籍謄本— 全員が抜けて閉じられた戸籍
- 改製原戸籍謄本— 法律の改正で作り直される前の、古いほうの戸籍
さかのぼるほど、除籍謄本と改製原戸籍謄本が中心になります。「改製原戸籍」は「かいせいげんこせき」と読みますが、窓口では「はらこせき」と呼ばれることもあります。
だれが請求できますか
ご本人・配偶者・直系血族(父母、祖父母、子、孫)の戸籍は、ご自身で請求できます。おじ・おば・いとこなど傍系の戸籍は、原則として委任状などが必要です。家系図づくりで行き止まりになりやすいのが、この傍系の壁です。
取り寄せの三つの方法
1. 本籍地の窓口で
いちばん確実です。ただし本籍地が遠方だと、そのために出かけることになります。
2. 郵送で
遠方の本籍地には郵送で請求します。用意するものは、おおむね次のとおりです。
- 請求書(各市区町村のホームページから印刷できます)
- 本人確認書類のコピー(運転免許証など)
- 手数料ぶんの定額小為替(郵便局で買えます。現金は不可のことが多いです)
- 切手を貼った返信用封筒
- 直系であることが分かる戸籍のコピー(つながりを示すため)
手数料は一般に、戸籍謄本450円、除籍謄本・改製原戸籍謄本750円です。往復で1〜2週間みておくと安心です。
3. 本籍地以外の窓口で(広域交付)
2024年3月から、本籍地でない市区町村の窓口でも戸籍を受け取れるようになりました。全国の分をまとめて請求できるため、大きく手間が減ります。
ただし、いくつか決まりがあります。
- ご本人が窓口へ行く必要があります(郵送や代理人による請求はできません)
- 請求できるのは、ご本人・配偶者・直系血族の分に限られます
- コンピュータ化されていない古い戸籍は、この方法では受け取れないことがあります
取り扱いは自治体によって異なりますので、お出かけ前にお電話でご確認ください。
請求書に書くと早いひとこと
「〇〇(氏名)の出生から死亡までのつながるものすべて」と書き添えると、担当の方が必要な分をまとめて出してくださいます。一通ずつ指定しなくてよいので、やりとりの回数が減ります。
集めた戸籍は、その日のうちに並べておく
届いた戸籍は、だれの・いつの・どこのものかを控えてから重ねてください。数が増えると、あとから見分けるのがむずかしくなります。ファミリーストレージでは、集めた記録を家系図マップに置いていくことで、この整理をそのまま形にできます。
家系図の作り方の全体像は、家系図とは — 作り方・戸籍の集め方・費用にまとめております。
戸籍集めをお任せになりたい方には、家系図作成代行(ファミリーリサーチ)がございます。



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